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U-Turner's Journal @Toyama

富山にUターンしてきました。

医療・介護

超高齢社会、交通弱者、企業活動と福祉など

去る2017年3月12日、改正道路交通法が施行された。 今回の改正のポイントは、認知機能が低下した75歳以上の後期高齢者に対して、免許更新時に悉皆的に医師の診断書の提出が義務付けられる、というもの。 改正前ルールでも後期高齢者は免許更新時に認知機能検…

薬局の競争力は「懇切丁寧な指導」だけなのか

先日、厚生労働省から、薬局でのポイント付与について以下のような通知が発出されていました。 保険調剤等に係る一部負担金の支払いにおけるポイント付与を原則禁止している趣旨は、以下の考え方によるものであることから、保険調剤等に係る一部負担金の支払…

一億総活躍社会に向けて社会保障のバージョンアップを

みなさま本年もよろしくお願いします。 今年はブログの更新頻度向上、月2件、年24回書くのが目標です。忘れないようにカウントダウンしようと思います。 さて、Yahooニュースにフローレンスの駒崎さんが「2017年にはぶっ壊したい、こどもの貧困を生みだす日…

僕らは働けなくなるまで働きましょう(NHKスペシャル「老人漂流社会」)

NHKスペシャルの「老人漂流社会」シリーズの放送が昨日あった。 終身雇用制度のもと、経済的には比較的余裕があると思われてきた団塊世代だが、年金収入だけでは生活ができず、また、「親の介護の問題」と「就職氷河期で安定した職に就けなかった子供の問題…

デイサービスで麻雀やったっていいでしょ

昨年の夏に話題になった神戸市のアミューズメント型デイ規制がTLで話題になっていた。 そもそもデイサービスとは何かというと、法律上の言葉では「通所介護」といい、デイサービスセンターに要介護者を通わせ、 「入浴、排せつ、食事等の介護その他の日常生…

薬剤師がコア業務に集中できる環境に

薬剤師以外の者が軟こうを混ぜたりする、いわゆる"無資格調剤"について、厚労省が都道府県宛に厳しく取り締まるよう通達を出したようだ。 薬剤師の指示により、無資格の事務員が軟こう剤などの混合を行っていた事案が明らかになったのを受けて発出されたもの…

「なんちゃって高度急性期病院」の終わりの日は近い?

来年は2年に1度の診療報酬の改定の年。診療報酬は中央社会保障医療協議会という厚労省の審議会で決まることになっている。 実際の答申が出るのは来年2月ごろだが、例年、今ぐらいの時期から少しずつ改定の方針がにじみ出されてくる。今日の中医協総会でもに…

創生会議が火をつけにかかった高齢者の地方移住

消滅可能性都市で日本中の自治体を大炎上させた日本創生会議が、新しいネタを投下した。 民間有識者でつくる日本創成会議(座長・増田寛也元総務相)は4日、東京など1都3県で高齢化が進行し、介護施設が2025年に13万人分不足するとの推計結果をまとめた。…

日本版CCRCの諸論点(3):受入側自治体への影響

少し時間があきましたが第3回目。 日本版CCRCというか、「高齢者の地方移住」という話には「高齢者ばっかり増やして、地方の財政に影響があるだろう」という反論がついてまわる。 僕自身も昔はそう思っていて、一昔前に自治体が「老後は田舎で農業をして過ご…

日本版CCRCの諸論点(2):地域の需要の下支え効果

前回のつづきです。 前回は、 ・今後首都圏で高齢者が急増することに加え、地方からも高齢者がわんさか上京している状況にあること ・これらの高齢者の増加により医療・介護が需要過多となり、医療・介護難民が発生する可能性があること ・高齢者の首都圏へ…

日本版CCRCの諸論点(1):地方にCCRCをつくる人口動態的必要性

今朝のウェークアップぷらすで日本版CCRCの特集が組まれていたらしく、先日書いたCCRCの記事にかなりアクセスがあった。 <a href="http://www.tefujita.com/entry/2015/03/25/233408" data-mce-href="http://www.tefujita.com/entry/2015/03/25/233408">日本版CCRCはサ高住に新しい風を吹かすか? - U-Turner日記@富山</a> 今、政府で盛り上がっているのは、地方創生と絡め、地方にCCRCを建設…

日本版CCRCはサ高住に新しい風を吹かすか?

政府でにわかにCCRCの日本への導入が話題になっている。 地方創生の絡みで2月には第1回の「日本版CCRC構想有識者会議」研究会が開催され、年内をめどに結論を得るとのスケジュールになっている。 CCRCとは? CCRCとは、Continuing Care Retirement Communiti…

「外国人労働者なら低賃金でも喜んで介護をやる」という発想の愚

2016年度から外国人技能実習制度の対象に「介護」が追加される。また、在留資格に専門職として「介護」が追加され、日本の介護福祉士資格取得者に就労目的在留が認められることになった。 介護は、業界内でも「きつい」「汚い」「給料安い」の新”3K”であると…

慢性期病院の2割は2025年まで生き残れない?

団塊の世代が全員後期高齢者(75歳以上)になる2025年に向け、厚生労働省は病院の再編をかけようとしています。 この病院の再編、業界ではかなり話題になっているものの、世の中ではまだあまり話題になっていないような気がします。 ですが、実際に医療を受…

【読書記録】沈みゆく大国アメリカ

沈みゆく大国アメリカ (集英社新書) 作者: 堤未果 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2014/11/14 メディア: 新書 この商品を含むブログ (11件) を見る アメリカで新たに導入された国民皆保険制度、通称”オバマケア”。 この本は、多くの人の期待のもと、オバマ…

「家庭は素晴らしい!家庭サイコー!!!」と高らかに叫んだところで何も解決しない

TLにすごいツイートが流れてきた。 日本はいま家庭でやってきたことを家庭でやらず、国が税を徴収して国がやるという方向に進んでいる。介護や子育ては本来家庭でやることだ。家庭でやればカネはそれほどかからないから税率を上げなくてもすむ。家庭を取り戻…

医療へのアクセシビリティ

愛読しているmediturのブログで小児がんの話題が出ていた。 小児がんは希少がんの1つで、専門的な治療ができる医療機関もなく、患者の負担が大きい。濃密な治療は拠点病院で行うにしても、日々の診療は日常の行動圏内でできるようにネットワーク化が必要、…

高齢サラリーマンはどう生きるか

先日、富山なら誰でも知ってる地元の超優良企業のOBと知り合いになる機会があった。 その方、長く勤められた会社を退職され、今は取引先の会社に再就職して第二のサラリーマン人生を送っておられるそうだ。 たまたま別の機会に、その再就職先での仕事ぶりを…

「雇用のミスマッチ」なんて存在しない

介護と建設分野で人材不足が深刻な問題になってきている。 介護系サービスでは、いままでと同じ条件だと職員が確保できなくなってきているとも聞いたりする。 「じゃあ人材確保のために賃上げしましょう」となるかというとなかなかそういう風にもならないの…

将来人口推計からみる今後の医療

最近話題の人口問題。10年以上前から警鐘が鳴らされていましたが、ようやく政治問題として取り扱われるようになったなという印象があります。 この秋には人口減少対策等を担当する「まち・ひと・しごと創生本部」が発足する見込みで、その実効性はさておいて…

認知症の親を誰が『監督』するのか

名古屋高裁で、電車にはねられ死亡した認知症の91歳男性の遺族に、振り替え輸送代など損害賠償359万円の支払いを命ずる判決が下された。 事故は2007年、愛知県大府市で発生した。当時、認知症が進んだ男性は要介護4で、要介護1の妻(91)と2人…

世代間格差を嘆いてもしょうがない

ここ1,2年ほど「世代間格差」という言葉が話題になっています。その主張の大きなものは医療・福祉(年金も含む)の問題です。日本は賦課方式(その時点にお金を稼ぐ力がある人がその時点の給付の費用を負担する方式)をとっているため、世代によって負担…