都市・交通

20年ぶりに上市町の町長が変わるってよ

ニーズが全くないことを承知の上で書きますけど、生まれ故郷の上市町で20年ぶりに町長が交代するらしいです。 5期にわたって町長を務めてきた伊東尚志氏がついに引退し、来月に行われる選挙では新人2人の一騎打ちが予定されている。 町長から後継指名された…

今更ながら、あえて不二越を擁護するけど

去る2017年8月20日に(株)不二越が本社を富山から東京に移転した。 これに関しては、不二越の会長が記者会見で ・富山で生まれ育った人は極力採らない ・富山で生まれて地方の大学に行った人でも極力採らない ・(富山県民は)閉鎖された考え方が非常に強い …

あなたのそばにも限界集落

先日、夕張市の高齢化率が50%を越えたというニュースがあった。 www.sankei.com 国勢調査によると高齢化率が50%を越えている自治体は2015年10月時点で全国に20あるとのこと。日本全体の高齢化率が26.7%なので、これらの自治体はおおよそ2倍ぐらい高齢化が進…

超高齢社会、交通弱者、企業活動と福祉など

去る2017年3月12日、改正道路交通法が施行された。 今回の改正のポイントは、認知機能が低下した75歳以上の後期高齢者に対して、免許更新時に悉皆的に医師の診断書の提出が義務付けられる、というもの。 改正前ルールでも後期高齢者は免許更新時に認知機能検…

地域活性化の「好事例」のその後

A地区は過疎率が高く、B地区ははその傾向が緩慢である。 A地区は現在なお人口の流出が止まらないがB地区は近年若者のUターンもあるという。 B地区においては、戦後直ちに集落を守るために壮年会が組織され、婦人会活動や青年団、公民館活動等が活発に行われ…

上野センセーの「平等に貧しくなろう」にも一理ぐらいはある、かも

ちょっと乗り遅れた感ありますが、上野千鶴子センセーの中日新聞の寄稿がプチ炎上していたので感想を。 建国記念日の中日新聞この国のかたち2017上野千鶴子「平等に貧しくなろう」・人口増えない・移民は無理・日本は人口減少と衰退を受け入れるべき・平和に…

富山の土地開発の変遷と今後のあり方について

国交省が昔からコツコツデータをつくって公表してきた「国土数値情報」というものがある。標高や河川、海岸線などの地形情報の他、道路、鉄道などの交通網、全国の学校やニュータウンの位置など、だれが使うともわからないようなマニアックなデータが様々に…

他県からの転居者数を比較してみたけど地獄でしかなかった件について

5年に一度行われる国勢調査、事細かに統計が公表されていて、細かく見ていくとすごい発見がある。 2010年の国勢調査では、5年前(2005年)にどこに住んでいたかが調査されている。しかもこのデータ、丁目単位でも集計されているため、例によってメッシュに落…

富山で外から人が入ってこない地域はどこなのか

前回のブログ、いろんな方に紹介していただき、BLOGOSやアゴラに転載されてないのに意外とアクセスが多く、反響に驚いている。 前回、地域別に世代の偏りがある原因について、持ち家率の高さが関連しているのでは?という仮説を立てたので、違う切り口からこ…

富山市の人口構造をミクロに観察する

ここ1年ほど、富山市の人口動態をいろいろ調べている。 2025年問題然り、藻谷浩介氏のデフレの正体ではないが、いろいろな社会問題は人口動態に起因する部分が少なくない。丁寧にデータを読み解いてくと、いろいろな発見があってなかなか面白い。 これは、富…

商圏人口から考える「地方に仕事をつくる」ことについて

インターネットで世界中とつながれる時代になったとはいえ、大部分の人にとっては商品を買ってくれるお客さんは半径5kmとか10kmの範囲に生きている人だと思う。床屋だと商圏はもっと狭くて数キロだし、コンビニだと数百メートルということもある。 物流網の…

イケハヤ氏の「田舎に持ち家が最強」は本当か

イケダハヤト氏が「賃貸 vs 持ち家論争に終止符を打とう。『田舎で持ち家』が最強です。」というブログを書いている。まあ、これはもうプロブロガーの職人芸みたいなもので、突っ込むのもヤボな話なのかもしれないが、面白かったので自分なりの考えを整理し…

民主党政権のせいで鬼怒川は氾濫したのか

鬼怒川の氾濫は近年稀に見る大水害で、まずは被災された方にお見舞い申し上げたい。 日本中に衝撃を与えた大災害「鬼怒川決壊」 ここまでの流れをまとめました。http://t.co/jxlijIEdRe pic.twitter.com/LYrtxbXW9Q— J-CASTニュース (@jcast_news) 2015年9月…

木下斉講演会を聞きに行った件

南砺市の開催する「まち・ひと・しごと創生講演会」の第2弾で、"地方創生の狂犬"ことAIAの木下斉さんの講演会があったので、聞きに行ってきた。 聞いてて印象に残った発言を備忘録的に。話聞きながらツイッターに書いたやつなので、違ってたらすいません。

創生会議が火をつけにかかった高齢者の地方移住

消滅可能性都市で日本中の自治体を大炎上させた日本創生会議が、新しいネタを投下した。 民間有識者でつくる日本創成会議(座長・増田寛也元総務相)は4日、東京など1都3県で高齢化が進行し、介護施設が2025年に13万人分不足するとの推計結果をまとめた。…

都構想は地方分権の行き着く必然

5月17日に大阪都構想の是非を巡る住民投票が行われる。 「大阪都構想」とは、ざっくり言って、政令市である大阪市を解体・大阪府と統合させるというもの。 大阪都構想 - Wikipedia ここ10年の地方分権の流れをみると、ついに行き着くところについたな、とい…

日本版CCRCの諸論点(3):受入側自治体への影響

少し時間があきましたが第3回目。 日本版CCRCというか、「高齢者の地方移住」という話には「高齢者ばっかり増やして、地方の財政に影響があるだろう」という反論がついてまわる。 僕自身も昔はそう思っていて、一昔前に自治体が「老後は田舎で農業をして過ご…

日本版CCRCの諸論点(2):地域の需要の下支え効果

前回のつづきです。 前回は、 ・今後首都圏で高齢者が急増することに加え、地方からも高齢者がわんさか上京している状況にあること ・これらの高齢者の増加により医療・介護が需要過多となり、医療・介護難民が発生する可能性があること ・高齢者の首都圏へ…

日本版CCRCの諸論点(1):地方にCCRCをつくる人口動態的必要性

今朝のウェークアップぷらすで日本版CCRCの特集が組まれていたらしく、先日書いたCCRCの記事にかなりアクセスがあった。 <a href="http://www.tefujita.com/entry/2015/03/25/233408" data-mce-href="http://www.tefujita.com/entry/2015/03/25/233408">日本版CCRCはサ高住に新しい風を吹かすか? - U-Turner日記@富山</a> 今、政府で盛り上がっているのは、地方創生と絡め、地方にCCRCを建設…

地方創生に必要なのは地域の"取捨選択"

書店にいくと、どこの店にも「地方創生コーナー」みたいなのがある。増田某さんの「地方消滅」が筆頭格だけど、便乗書籍とかも結構いっぱい出ているらしく、それなりの面積を取っている。 「消滅都市」レポートはかなりインパクトが大きく、政府でも内閣官房…

日本版CCRCはサ高住に新しい風を吹かすか?

政府でにわかにCCRCの日本への導入が話題になっている。 地方創生の絡みで2月には第1回の「日本版CCRC構想有識者会議」研究会が開催され、年内をめどに結論を得るとのスケジュールになっている。 CCRCとは? CCRCとは、Continuing Care Retirement Communiti…

賃貸と持家のどっちが得かそろそろ決着をつけようじゃないか

賃貸に住み続けるか、30年のローンを背負って持家にするか。 家は多くの人にとって人生最大の買い物ですが、「賃貸と持家、どっちが得か」というのは今だ決着をみない難問だと思います。 先日、仕事で統計データを探していたら、 東京都の1坪坪当たり賃貸住…

"地方創生"に向けたパラダイムシフトについて

去年ぐらいから"地方創生"というキーワードが永田町・霞ヶ関界隈で飛び交っている。 まあ地方の社会・経済はこのままだとヤバいのは間違いないので、意気込んでいただくののは大いに結構なんですけど、「地方で公共事業をバンバンやるのが地方創生なんやで~…

今後15年で半径1kmに1000戸も空き家がでてくる?マジで余りまくる住宅地をどうやって再構築するか

堀川、呉羽、豊田といった富山市の主要な住宅地で、それぞれ1000戸程度空き家が出てくる。 堀川地区なんて半径1kmぐらいしかないわけで、そこに1000戸も空き家がでてくるとなると、これは自分で書いておきながらなんだけど、とても驚く結果だ。 &amp;amp;amp…

富山市の人口を細かく予測してみた(後編)

2020年、2030年、2040年の富山市の地区別人口を推計しました。 Dropbox - 人口推計まとめ.pdf 1.総人口を維持できる地域はほとんどない 2010年比で2020年以降、総人口がプラスにできる地区はわずか5か所しかありません。 この5か所のうち、五福と古沢は富…

富山市の人口を細かく予測してみた(前編)

社会保障・人口問題研究所の公表データを使うと、(精度の問題はあるものの)かなり細かい単位で将来人口を計算できることがわかったので、最近は人口推計がブーム。 というのも、公表されている社会保障・人口問題研究所の推計データは最小の単位でも市町村…

医療へのアクセシビリティ

愛読しているmediturのブログで小児がんの話題が出ていた。 小児がんは希少がんの1つで、専門的な治療ができる医療機関もなく、患者の負担が大きい。濃密な治療は拠点病院で行うにしても、日々の診療は日常の行動圏内でできるようにネットワーク化が必要、…

『なんで官僚辞めちゃったんですか?』の理由(②インフラは”つくる”だけでは勿体ないと思った)

国交省退職1周年記念ということで、最近聞かれることが多くなってきた『なんで官僚辞めちゃったんですか?』の理由を備忘録的に書いています。 『なんで官僚辞めちゃったんですか?』の理由 理由その0:理由の前に、自分の職務経歴 理由その1:肩書に左右…

『なんで官僚辞めちゃったんですか?』の理由(理由の前に、自分の職務経歴)

6月も晦日。2014年も折り返しです。 僕は去年の6月末で国土交通省を退職したので、”下野”してこれでちょうど1年経ちました。 ありがたいことに、ようやく富山でも知り合いが増えてきました。 新しく知りあった人に自分の略歴の話をすると「なんで官僚やめち…

新国立競技場とフリーザの宇宙船と社会基盤

老朽化による建て替えのため、今夏より解体が決まっている国立競技場ですが、去る5/31にはファイナルイベントが開催されましたね。2020年というとまだまだ先のように感じますが、あと数か月でメインスタジアムに着工、と聞くとワクワクしてきます。 しかし、…