辞職のご挨拶

今月末で国交省を辞職することにしました。

どこかに出向するとかではなく、リアル辞職。

 

富山に帰り、医療法人で企画の仕事をする予定です。

 

 

国交省に入って5年と3カ月。5ポスト経験させてもらい、5回転勤しました。

 

今改めて振り返ってみても、公共事業の世界はエキサイティングで面白かったです。構想段階の検討から事業化に向けた調整、実施段階と、川上から川下まで幅広くかかわることができたことは、本当にいい経験でした。

 

広島、島根、仙台と、短期間にあちこちに行った中で感じたのは、日本全国、津々浦々いろんな場所があり、それぞれに歴史と個性があって、いろんな人が住んでいるんだということです。

 

「何を当たり前のことを」と思われるかもしれませんけど、「地方」とか「田舎」とかとひとくくりにされがちな都市にも個性があるということを実感して、僕はこういう都市をもっとよくしたいと思いました。

 

もっといえば、ほんの数十年前までは首都圏の工場の移転先としての役割を担っていた地方都市は、グローバル化の中で立ち位置を見失いつつある。こういう都市では所得と雇用が海外に流出していて、これから先の高齢社会の中で、経済的にも自立できなくなってしまう。それぞれの地方都市が自立していかないと、日本全体もよくならないんだと思います。

 

僕は、行政の役割の本質は、社会に機会を与えることだと思ってます。今まで社会資本整備の世界で仕事をしてきましたが、出来たインフラが生み出す機会を、今度は自分が活かす側になりたい。

 

当面、本業は医療になる予定ですが、富山に戻ったら本業に限らず、幅広く世の中の役に立つことをやっていきたいと思っています。何をするかはまだ未定です。気持ち先行でちょっと情けないのですが…。

 

「国家公務員」「キャリア官僚」「国土交通省」等、組織の看板から離れたとき、一人の人間としてどんなことができるのか、チャンレンジしたいと思います。

 

組織は変わるけど、僕はこれからもオールジャパンの一員として世の中の役に立って行きたいと思ってます。