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U-Turner's Journal @Toyama

富山にUターンしてきました。

「ドラえもんの科学みらい展」とキュレーション

「ドラえもんの科学みらい展」閉幕

 8日まで高岡市美術館で開かれていた「ドラえもんの科学みらい展」の入場者はおよそ7万8000人とこの美術館の企画展の入場記録を大幅に更新して幕を閉じました。 

 高岡市美術館と北日本放送が開いた「ドラえもんの科学みらい展」は、最終日の8日3909人が訪れ、開催38日間の入場者は、あわせて7万7909人となりました。 

 高岡市美術館の企画展の入場者数としては平成20年に北日本放送などが開いたピカソ展のおよそ5万8896人が過去最も多い数字でしたがこれを2万人近く上回りました。 

 県内の美術館の入場者数では、記録が残る中で昭和46年に県民会館で開かれた「松方コレクション展」での8万8430人に次ぐ数となりそうです。 

 http://www2.knb.ne.jp/news/20130909_37789.htm

 

昨日閉幕した、高岡市美術館の「ドラえもんの科学みらい展」が約8万人の集客で富山県の美術館の入場人数の歴代2位の記録になりそう、とのこと。

ドラえもんに出てくる「ひみつ道具」が今の科学技術でどこまで実現されているのか?というコンセプトで、いろいろなテクノロジーを紹介する、という企画だそうです。僕は行けなかったので、また聞き情報で恐縮ですが。。。(ちなみにピカソ展は見に行きました。)

 

展示の概要が企画展のサイトに載っているのですが、率直に言って、それほど最新のテクノロジーを紹介しているわけではないようです。(カプセル内視鏡も透明マントも結構前からテレビに出たりしてますよね?)

とはいえ、というか、だからこそ、人口100万人ちょっとの富山県でいち地方美術館が8万人も集客したというのは驚くべきことだと思います。ドラえもんそのものが大々的に展示されているわけでもないのに!

 

個別個別に見るとそれほど求心力がない技術をあつめ、そこに「ドラえもんのひみつ道具」という補助線を引いて1つのコンテンツに仕立てあげたこのアイディアは、こういうイベントものにとって大きな手本になるんじゃないかと思います。個別の要素(美術館なら絵画?)に高いコストをかけなくても、企画全体をうまく構築できれば、パッケージとしては求心力を得ることができる。

もちろん、この企画もそれぞれの展示にはそれなりのコストはかかっていると思いますが、超有名美術館のコレクションを呼び込んでくるのに比べたら、管理や警備も含めて相当オトクなはず。

 

今回の企画展はまさしく「キュレーション」だな、と感じました。情報を集め、解釈し、つなぎ合わせることで新しい価値を生み出す。そういえば、ここ最近はインターネットでキュレーションという言葉をよく聞くようになったけど、元をたどれば美術用語ですね。

 

カネもヒトも不足しがちな地方では、だれもがアッと驚く新技術を見つけることは難しいかもしれないけど、こういう風に新しい価値をキュレーションしていくことはできるんじゃないだろうか?そんなことを考えたニュースだった。