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U-Turner's Journal @Toyama

富山にUターンしてきました。

リーズナブルかつハッピーに生きたい

僕は富山市内のアパートに住んでいるのですが、富山はとても持家信仰が強いところなので、うちの親父はことあるごとに「家を買え!」と言ってきます。

今住んでいるところは、そんなに立派なところというわけではないけど、毎月の家賃だってばかにならないのは確か(ただし転職3か月の僕が組めるローンなんてない)。

 

一方で、新聞やフリーペーパーに入っている分譲住宅や中古住宅のチラシを見てみると、富山みたいな地方都市でもちゃんとした家を建てようとしたら2000万とか3000万とかするわけです。30年ローンでも、仮に金利ゼロとしたって月6~8万払うことになる。金利を入れればもっと。いやー、これは僕の安月給では到底無理だわね。。。

 

こういうのを見ていて思うのは、「当たり前と思っている生活のコストを抜本的に圧縮していかないと、世の中本当の意味でハッピーにはならないのではないか」ということです。

 夢のマイホームってよく言いますけど、その代償にこんな一生モノの固定費を負うことになるんだから、これからどんどん収入が下がっていく時代、こんな夢がいつまで現実的なものであり続けるのか?と素朴に疑問を持ちます。

一昔前みたいに外需産業が隆盛してる時代ならいざ知らず、工場の海外移転やオフショアリングで国内の雇用が減り、生産年齢人口も減って経済がシュリンクしていっている中、収入が伸び悩むのは避けられない。例えば、H23年の平均賃金は409万円と前年比▲0.7%と微減ですが、10年前のH13年と比べれば約50万円も減少していて、これから先、社会全体として給与が順調に増えていく、というのは期待できないのは間違いないでしょう。

こういう時代背景の中で、どういう風にハッピーな生き方を再構築していくかを考える時期に来ているんじゃないでしょうか。少なくともみんなが前ならえで、持家を30年ローンで買ってでかいセダンに乗って・・・みたいな「理想のオトナのフルコース」に向かって邁進するのは不可能だと思います。

 

企業の収益という意味では、なるべく多機能でピカピカで便利で高価なものを買ってもらった方が収益が上がるし、日本経済としてもそのほうが活性化するでしょうけど、もはや団塊ジュニアより下の僕らのような世代の大部分にとってみれば、そういう話にはついていくのは相当難しい。

よくある「若者の○○離れ」とかいう話にしたってそういう時代の萌芽だと思っていて、いかに質を落とさず、リーズナブルに生きられる基盤をつくるかを考える時代がすぐそこまで来てます。もっと言えば、固定費を圧縮して余裕が出たお金を(育児や教育も含めて)家庭や個人のQOLを高める活動に使えるようにする、ということがこれからのハッピーの方向性ではないかと思っています。

 

これは個人に限らず行政やインフラ企業みないな人口構造に依存する業種にも言えることで、人が減って収入も減っていく中、エリアの顧客から金むしりとってるだけじゃそのうち立ち行かなくなる。特に人と設備が同時期に高齢化する時代、「顧客から金をとって設備を更新します」という簡単な対応策で解決する問題ではなくなってくる。特に地方の公共交通とかは深刻な問題になるはずで、今のうちに事業のコスト構造を抜本的に変えないとダメだと思います。

行政なんて一番やばくて、経済がシュリンクしてくればいろんな人が行政に集ろうとしてくる(今もそうですけど)でしょうが、もはや行政にはそれに応えるカネはなくなってくるはずです。そうなったとき、「本当に行政がやらないといけないことってなんなの?」という問いにぶち当たる。

 

どうなるにせよ、世の中がシュリンクし、賃金はグローバルにフラット化していくのは間違いないことなので、単にそれを「貧しい、貧しい」といって生きるんじゃなく、そこにイノベーションを起こしてハッピーに生きる方法を見つけ出していきたいなと思っています。僕もまだ答えは持ってませんが。。。