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U-Turner's Journal @Toyama

富山にUターンしてきました。

【読書記録】ゼロ-なにもない自分に小さなイチをたしていく

2013年3月に長野刑務所から仮釈放され、つい先日の11月10日に刑期を満了した堀江貴文の新刊。 

ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく

ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく

 

 

前半は少年時代からこれまでの生まれ・育ちを赤裸々に述べた自伝的内容。後半では約2年の刑務所での生活を経て、会社も資産も失ったゼロの状態になった今、「働くこと」をホリエモンがどう考えているかが書かれている。

 

この本の最大のメッセージは「掛け算を覚える前に、足し算を覚えよう。他者の力を利用する前に、自分の地力を底上げしよう」というものだ。タイトル「ゼロ」は、ホリエモンのおかれた状況であると同時に、働くということは「ゼロ」に「イチ」を足すこと(=最初の一歩を自分で踏み出すこと)だということを意味している。

 とても印象に残ったところ、3つだけ紹介したいと思います。

 たとえばビジネスでも、転職したいとか、社内で新規事業を起こしたいとか、起業したいといった希望を持ちながらも、なかなか行動に移せない人がいる。

 そういう人は、僕が女の子にキョドっていたように、仕事や人生に怖気づいているのだ。仕事にキョドり、人生にキョドっているのだ。

 海外の旅番組を見ていて、フランスの田園風景が映る。「こんなところに住めたら最高だなあ」と思う。英語に堪能な人を見て、羨ましく思う。自分と同年代のベンチャー起業家に刺激を受ける。

 ・・・・・・それでも、これといったアクションを起こさないのは、なぜか?

 理由はひとつしかない。

 最初っから「できっこない」とあきらめているからだ。

 僕はあなたの人生に直接手を触れることはできない。

 決めるのは、あなただ。

 自分の人生を動かすことができるのは、あなただけなのだ。

 

ただ、漠然と「ああなりたいな」と思っていても、それだけでは自分のおかれた状況は変わらない。そして誰かに教を乞うたとしても、所詮は他人の人生なんだから、その人も本当に何がいいかを教えることはできない。

本当に大事なことは、自分で一歩を踏み出すということなんだということ。

 

優秀なリーダーについていけば自然と自分も引き上げてもらえて、スキルも上がって・・・という風に思っている人は結構いるんじゃないだろうか。

僕自身、富山にUターンし、優秀な経営者のもとで仕事をさせてもらっているものの、この半年、漫然と時間を消費しているような気がしていて、ホリエモンの指摘はとても身につまされる。

優秀なリーダーやすぐれた組織の力は、ホリエモンのいうところの「掛け算」だ。どんな環境に身を置いたとしても、「自分は何をする人間なのか」という自分のコンテンツ、つまり、最初のイチがなければどうにもならない。

厳しい現実を突き付けたうえで、「最初の一歩を踏み出そう」という暖かいエールをくれる。そういう本だった。

 

※Kindle版もあるようです。

ゼロ

ゼロ