エキセントリックなことをいう元霞ヶ関の住民たち

先日から書いている「『なんて官僚辞めちゃったんですか?』の理由」ですが、お陰様で結構たくさんの方に見ていただきまして、ぶっちゃけるとこの1週間ぐらいで昨年1年間の半分ぐらいのアクセスがありました。

 

さらにぶっちゃけますと、このブログはGoogle AdSenseに参加してまして、ブログを見てくださってる方がサイドバーの広告等をクリックしますと、1円とかですけどわずかながら僕のお財布に小銭が入ってくるような仕組みになってます。

別に収益目的で書いてるわけではないのですが、「はてな」に写真をアップするにもお金がかかっているので、なんとか「はてな」の費用だけでも回収したいなということでAdSenseに参加してます。

 

AdSenseの収益はめちゃくちゃ単純に言えば、

収益 = ブログのアクセス数 × 1PVあたりの広告クリック確率 × クリック当たり単価

という構造になってます。後ろ2つはほぼ固定なので、収益性を高めようと思ったらアクセス数を稼ぐのが一番現実的、ということになります。

401(K) 2013 / Foter / Creative Commons Attribution-ShareAlike 2.0 Generic (CC BY-SA 2.0)

 ここ最近のアクセス急増はこういう点では非常にありがたく、収益だけを考えるならばこれからもひたすら官僚を辞めた理由を書き続けるのが合理的、ということになります。

自分自身、小銭稼ぎ(本当に”小銭”なんですけど)をして肌で感じましたが、官僚の場合は自分の身の上を切り売りするのが、一番簡単でかつ注目度が高いネタなんですよね。

 

 高橋某さんとか岸某さんとか、最近だと古賀某さんとか、役所を辞めてからひたすら古巣の批判してる大先輩方がいらっしゃいますが、僕は自分が霞ヶ関にいたときは「辞めて何年も経ってるのに未だに霞ヶ関の批判をしてるなんて、よっぽどひどい目にあわされたのかな」なんて漠然と考えてました。

中には10年前20年前の官官接待の話を持ち出して「やつらはこんな破廉恥なことをしてるんですよ!」みたいなことをテレビで仰ってたりして、「いやいや、そんな批判されること今どきどこもやってないよ!」って感じだったし、「そこまで古巣を憎めるもんかね」と疑問に思いました。

 

でも最近思うのは、彼らはそういうエキセントリックな古巣批判をし続けないと自分自身を収益化できなかったんだろうな、ということです。いろいろ思うところがあり、お辞めになられたんだろうと思いますけど、結局のところ貧すれば鈍するということなんでしょう。

自分の積んできたキャリアを結果的に傷つけ、世話になった上司や同僚との関係を捨て、国民にいたずらに不信感を植え付けることでしか自分をマネタイズできないというのは、あまりに悲しいことじゃないでしょうか。うさみのりや先輩のいうところの「官庁ポルノ芸人」というやつです。

 

役所を辞めて1年たち、最近よく考えるのは、今はまだ「国土交通省を辞めてUターンした人」というのがそれなりのブランディングになってますが、結局は今まで背負っていた「国土交通省の官僚」という看板を架け替えたに過ぎないんだということ。

そういう看板から離れたところで自分の実力で何をするのか、というのが辞職の理由の一つだったわけで、新たな自分のブランドを自力でつくっていかなくちゃな、とアクセスカウンタを眺めつつ、気持ちを新たにしたわけであります。*1

*1:そうは言っても小銭稼ぎのために看板を下ろせないのが我ながら情けないところ。。。