
- 作者: 西村行功
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/06/26
- メディア: 新書
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自分の将来について、あり得べき複数のシナリオを考えて備えましょう、という内容の本。
企業以上に自分の生き方には戦略が求められる時代というのはまさしくそうかも。
最近、「○十年後の世界はこうなる」系の本が流行っているようですが、日本全体(世界全体?)に将来に対する漠然とした不安が背景にあるんだろうと思います。
その点に関しては、この本のとても重要なポイントは、著者があれこれせよ、というのではなく、自分であり得べきシナリオ考えて備えよ、という内容であること。 「未来のために今、変わらなければならない」という指摘は重い。
そういえば、「自分の頭で考えよう」系も最近の本の流行ですが、「坂の上の雲」が終って誰もが共有できるわかりやすいゴールがない時代にあって、自分の羅針盤をみんな探しているということなんでしょう。