政策リソース欠乏時代の都市政策

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これからの都市政策ってどうなるんだろうとボンヤリと考えていた。

 

例えば、交通弱者問題というと、これまでは「過疎地の赤字のバス路線に補助金出すか否か」というレベルの議論だった。単に「足りないから行政が金を出して維持しましょう」という足し算の政策だった。

 

ところが、超高齢社会になってみると、路線バスに補助金出す余裕もない自治体が増えてきているし、場所によってはそもそもバスの運転手が確保できるのか?というところまで来ている。「カネもないし、ヒトもいない」という政策リソースが欠乏する時代が到来している。

 

こうなると、交通弱者問題を解決するのに都市交通制度だけの話をしても意味がなくなってくる。交通ニーズが日用品の買い物に関するものであれば、路線バス以外にも移動販売車や通信販売という方法もある。病院に行きたい、というのであれば、送迎バス・介護タクシーや訪問診療という解決策もある。単に不足しているものを議論するのではなく、地域のニーズをどういう手段で満たしていくか、総体として地域住民が"なんとかやっていける"にはどうするかを考えるの政策が求められている。

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完全自動車時代における中心市街地の業態転換について

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ブライダルリングのTAKEUCHIと高級時計店のWINGが相次いで富山市の郊外店舗を出店した。こういう買回品の中の超買回品ですらロードサイドに出てくるとなると、もはや西町(富山市の中心市街地)が往年の「小売業の中心地」に戻ることはないんだろうな、と感じた。


例えが適切かはわからないが、イメージ的には超高級ファッションブランドの旗艦店が銀座や表参道じゃなくて町田に出店するようなもの

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「自分の仕事をつくる」ために何ができるか

「自分の仕事をつくる」という本を読んだ。 

自分の仕事をつくる (ちくま文庫)

自分の仕事をつくる (ちくま文庫)

 

先日、紀伊国屋書店@富山市総曲輪に行ったとき、駐車場のタダ券欲しさに(2,000円以上購入で2時間無料だがその時1400円の本しか買う予定がなかった)、文庫コーナーに平積みされた本から適当に選んだだけだったけど、ロングセラーだけあってなかなか含蓄があった。

 

いい仕事」はどこから生まれるのか。仕事を「この程度でいいや」ではなく「自分の仕事」にするには。といった視点で何人かの妥協ない真摯な仕事ぶりが紹介されている。

 

単行本になったのが2003年なので、今から15年前の本ではあるが、一昨年のWELQ問題しかり、昨今のいわゆる「ブラック企業」問題しかり、ここ数年で「仕事」をどう考えるかについて世間の関心が高まっている中で、時代を超えた大きな問いかけをしているように思う。

www.tefujita.com

 

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コンパクトシティがらみで日経新聞からディスられた件について

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日経新聞「コンパクトシティー『優等生』富山市の苦悩 」という記事で、ほぼ名指しに近い感じで弊社の病院事業が無秩序な開発とディスられていて「いや~、我々も社会に認知されるようになったもんだな~」と一人感心していた。


内容はというと、まあなんというか、サーセン、、、って感じでしかない。


多くの自治体で人口が減っているのに街の拡散が止まらない。このままでは財政負担が増し都市は衰退しかねない。地方都市の街づくりはどんな課題を抱えているのか。現場を歩き、コンパクトシティーの虚実に迫った。

JR富山駅から車で20分走った富山市郊外の婦中町。2000年開業の大型商業施設を核とするが、周辺の多くは本来開発を厳しく制限すべき「市街化調整区域」だ。それでも宅地開発が進み、婦中地域の人口は過去10年間で8%増えた。2月には新たに病院も開業した

街の集約に本気で取り組む自治体があっても、同じ都市圏で無秩序な開発が進めばコンパクト化は画餅に終わる

www.nikkei.com

 

古巣の人に刺されそうな内容、、、

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カヌー・スプリントの薬物混入問題に関して

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今朝のニュースがあまりに衝撃的だった。

昨年9月のカヌー・スプリントの日本選手権(石川県小松市)に出場した男子選手(32)が、別の男子選手(25)の飲み物に禁止薬物である筋肉増強剤を混入し、入れられた選手がドーピング検査で陽性となっていたことが9日、関係者の話で分かった。ともに昨夏の世界選手権代表で2020年東京五輪を目指すトップ選手で、異例の事態。
加害選手は日本カヌー連盟などの調べに対し、東京五輪を目指すライバルを陥れようとしたと説明しているという。被害選手が検査で陽性反応を示した後、同連盟による調査の中で加害選手が禁止物質の混入を認めた。

www.sankei.com

 

カヌー・スプリントとは、いわゆる「激流下り」のカヌー(スラローム)とは別物で、流れのない水面(湖や池などが会場となることが多い)で如何に速くゴールするかを競うというもの。

 

 

実は私も中学生のときにカヌー・スプリントの選手(当時は「フラットウォーター・レーシング」という名前だった)で、この事件の加害選手(以下、A選手という)とは1985年生まれで同学年だった。同じ大会に出たこともあった。

 

A選手は中学生時代から同世代でも抜きんでて強い選手たった。中2で全中優勝、中3で2連覇、同世代では敵うものなし、という印象が強く残っている。こういう若くして頭角を現す選手が世界大会やオリンピックに出るんだろうなと思っていた。

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20年ぶりに上市町の町長が変わるってよ

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ニーズが全くないことを承知の上で書きますけど、生まれ故郷の上市町で20年ぶりに町長が交代するらしいです。

 

5期にわたって町長を務めてきた伊東尚志氏がついに引退し、来月に行われる選挙では新人2人の一騎打ちが予定されている。

 

町長から後継指名された副町長と、「上市町民ファースト」を掲げる銀行出身の町内会長の戦いとあって、なんかもう、あまりにもアレなんですけど、せっかくのタイミングなので、私の考える上市町の課題を提示しようと思います。

 

ちなみに私は現在富山市民なので上市町の選挙権はありませんし、特定候補の応援もしておりません。

 

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今更ながら、あえて不二越を擁護するけど

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去る2017年8月20日に(株)不二越が本社を富山から東京に移転した。

 

これに関しては、不二越の会長が記者会見で

・富山で生まれ育った人は極力採らない

・富山で生まれて地方の大学に行った人でも極力採らない

・(富山県民は)閉鎖された考え方が非常に強い

と、上場企業の会長としてあまりにもアレな発言をして違う方面で話題になっていました。

 

燃え盛って一週間ほどしてから「分け隔てなく、人物本位で採用しております」と言い訳をしてみたり、20日も経ってから「不適切で不用意な発言があり(中略)深くおわび申し上げます」と謝罪してみたりと、対応に「チッうっせーよ!反省してま~す」感が滲みでている印象。

 

まあでも気持ちはわかりますけどね。

 

富山県民が閉鎖的かどうかはいったん置いておいても、全国展開や世界展開しようとすると、従業員の地縁関係が組織管理上の課題となることは地方では避けられないと思います。

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あなたのそばにも限界集落

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先日、夕張市の高齢化率が50%を越えたというニュースがあった。

www.sankei.com

 

国勢調査によると高齢化率が50%を越えている自治体は2015年10月時点で全国に20あるとのこと。日本全体の高齢化率が26.7%なので、これらの自治体はおおよそ2倍ぐらい高齢化が進んでいるということになる。


このような事例のとおり、高齢化は決して均質にはやってこない。肌感覚としても、高齢化が進んでいるところと、若者が集まってきているところが同じ自治体の中でも顕著にわかれてきているように感じられる。

 

高齢化の"地域差"

先日発表された2015年国勢調査の小地域集計を用いて、字・丁目単位の富山県の高齢化率を分析してみたのが以下のグラフ。

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×が平均値、-が中央値、箱が25%tile~75%tileになる。

 

県内のどの市町村も平均値は概ね30%前後でそう違いはない。ただ、自治体ごとに中央値の位置にズレがあるし、ハコの位置、ヒゲの長さにも差がある。

 

富山市にマトを絞ってさらに深堀し、地区単位で再集計したのが以下のグラフ。

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地区単位≒小学校区単位でみてみると、バラツキがより顕著に出てくる。高齢化率50%超は「限界集落」と定義されているが、限界集落ラインに突き刺さっている地区もある。

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